路面下空洞探査カメラ 道路スコープ
道路スコープが、令和7年度北海道新技術・新製品開発賞 【ものづくり部門 優秀賞】を受賞しました。
本賞は、本道工業の技術開発を促進し、新産業の創出や既存産業の高度化を図るため、道内中小企業者等が開発した優れた新技術や新製品を表彰するためのものです。
弊社は、平成元年度にものづくり 優秀賞を受賞した井戸カメラ「i-Do300F-II」、また令和5年度にデザイン部門で大賞を受賞したボアホールカメラ「BIP-SD」につづき3回目の受賞になります。
路面下空洞調査のためのボアホールカメラ[BIP-mini]が、さらに進化して”道路スコープ”に生まれ変わりました。
道路スコープの特長
- 適応性: Φ36mmプローブは、Φ40mmのボーリング孔に対応しています。
- 高画質画像: 特殊レンズを使用することで、鮮明な360°孔壁展開画像を簡単に取得できます。
- リアルタイム確認: 測定中の孔内の状況はパソコン上でリアルタイムに確認可能です。
- 報告書作成: 測定した映像はJPEG形式で保存でき、報告書への転用が迅速に行えます。
- 拡張性: 延長ロッドを接続することで、最大2.4mまでの測定が可能です。
道路スコープの改良点
- プローブの昇降制御を専用アプリケーションで一括操作
- カメラケーブルの耐久性を向上
- 軽量化と収納性向上による運搬負荷低減
- プローブの制御(昇降速度、上下切替)全てをアプリケーションに集約しました。
これにより、パソコンの一画面で映像確認、ロッドの昇降などの制御が行えるようになりました。
- カメラケーブルの耐久性を見直し断線のリスクを低減しました。
- 装置の可搬性向上のため、装置のデザイン、収納ケースのレイアウトやサイズを見直しました。
使用用途
- 道路下の状況確認
- 道路陥没時の空洞有無の確認
- 路面覆工厚など区間の確認